道心いずこ

勤め人。不惑を超え、妻子あり、老父母あり。 思うことあり、実家の菩提寺とは異なる宗派で、昨年得度を受ける。 仕事から少しずつフェードアウトして、僧籍を視野に入れつつ、第二の人生を考慮中。 思春期から、視覚で「見える」ことはなくても、違う感覚で「わかる」人。 霊感と霊性、宗教と世俗について、思うことをつづります。

神秘主義

私の霊感は、他の五感と比較すると、嗅覚か触覚に近い。

近いだけで、そのものではない。

若いころは、その感覚が理解できなかったが、祈りの場所、遺跡遺物で反応することから、少しずつ、その意味がわかってきた。

 

霊感の視点から、宗教学や文化人類学ではなく、祈りの意味を再定義しているが、一般的な学問ではなく、私だけの神秘主義

そして、過去の多くの神秘主義者たちの著述が、私には大きな意味を持つ。

 

しかし、霊感なき人たちに、これを伝えることはできない。

 

恨み

恨みを抱いた相手を、許す必要などない。

そもそも、誰かを許すの許さないだの、貴方が決めるハナシではない。

 

許そうと思うから、余計苦しくなる。

ただひとつ、相手に対する、執着を捨てなさい。

 

修行と苦

遍路行を続けて気づいたこと。

 

仏教の修行は、艱難辛苦に耐えることではない。

艱難辛苦に至らないように、工夫することである。

 

一切皆苦ではあるけれども、自ら苦を更に背負う必要はない。