道心いずこ

勤め人。不惑を超え、妻子あり、老父母あり。 思うことあり、実家の菩提寺とは異なる宗派で、昨年得度を受ける。 仕事から少しずつフェードアウトして、僧籍を視野に入れつつ、第二の人生を考慮中。 思春期から、視覚で「見える」ことはなくても、違う感覚で「わかる」人。 霊感と霊性、宗教と世俗について、思うことをつづります。

2019-01-01から1年間の記事一覧

妻子可愛さ

私にも、妻子可愛さに、見悶えて苦しむことがある。 煩悩だとは、わかっているが。

神秘主義

私の霊感は、他の五感と比較すると、嗅覚か触覚に近い。 近いだけで、そのものではない。 若いころは、その感覚が理解できなかったが、祈りの場所、遺跡遺物で反応することから、少しずつ、その意味がわかってきた。 霊感の視点から、宗教学や文化人類学では…

煩悩とは

鶏肋を惜しいと思う心。

煩悩とは

苦しみを癒すのではなく、苦しみを増すものを言う。

恨み

恨みを抱いた相手を、許す必要などない。 そもそも、誰かを許すの許さないだの、貴方が決めるハナシではない。 許そうと思うから、余計苦しくなる。 ただひとつ、相手に対する、執着を捨てなさい。

キモくて金のないオッサンなら

仏門で修行しなさい。 少なくとも、修行している間は、キモくて金のないことなど、どうでもよくなる。

修行と苦

遍路行を続けて気づいたこと。 仏教の修行は、艱難辛苦に耐えることではない。 艱難辛苦に至らないように、工夫することである。 一切皆苦ではあるけれども、自ら苦を更に背負う必要はない。

客観的世界

仏教は苦を解く教えであり、科学ではない。 科学ではないから、客観的世界を分析しない。 そもそも、万人が理解しえる、客観的世界を想定していない。 なぜなら、私が認識できる世界と、 貴方が認識できる世界は、明らかに違うのだから。 宗教とは何か? 宗…

輪廻転生

日本語訳の経典でもよいから、きちんと読んでご覧。 釈尊は、在家相手と、出家相手で、ハナシを使い分けている。 相手の世界観にあわせながら、道を説いている。 輪廻転生は、その次元で把握すべきハナシだよ。 それ自体は、地球が丸いかそうでないか、みた…

荒野の誘惑

若いころの師匠は、座禅を組む神父だったので、キリスト教にもかなり触れていた。 今では殆ど紐解くことはないが、キリストの伝にある、荒野の誘惑は、宗教家が持戒すべき要素が凝縮されている。 信仰を飯のタネにするな。 自らを崇拝させるな。 悪魔にひざ…

釈尊が悟ったとき

釈尊は成道後、なぜ、釈尊は世俗に帰らなかったのだろう。 王に戻り、転輪聖王にならなかったのだろう。 僧のままでいたのだろう。 きっと、世俗が求める善と、宗教が求める善は、また異なるものだ。 ではなぜ、寺院は、世俗が求める善を祈願するのだろう。 …

利他について

日本は大乗仏教の国なので、特に利他を説く。 自利とは利他のことなり、ともいう。 でもね、利他って何だろう。 宗教の利他の「他」は、世俗の人だけでなく、あらゆる生き物である衆生を示すはず。 仏の利他は、世俗の人にだけ目を向けているのではなく、あ…

道心いずこ

名前:Tauler 勤め人。不惑を超え、妻子あり、老父母あり。 思うことあり、実家の菩提寺とは異なる宗派で、昨年得度を受ける。 仕事から少しずつフェードアウトして、僧籍を視野に入れつつ、第二の人生を考慮中。 思春期から、視覚で「見える」ことはなくて…