道心いずこ

勤め人。不惑を超え、妻子あり、老父母あり。 思うことあり、実家の菩提寺とは異なる宗派で、昨年得度を受ける。 仕事から少しずつフェードアウトして、僧籍を視野に入れつつ、第二の人生を考慮中。 思春期から、視覚で「見える」ことはなくても、違う感覚で「わかる」人。 霊感と霊性、宗教と世俗について、思うことをつづります。

2019-10-26から1日間の記事一覧

荒野の誘惑

若いころの師匠は、座禅を組む神父だったので、キリスト教にもかなり触れていた。 今では殆ど紐解くことはないが、キリストの伝にある、荒野の誘惑は、宗教家が持戒すべき要素が凝縮されている。 信仰を飯のタネにするな。 自らを崇拝させるな。 悪魔にひざ…

釈尊が悟ったとき

釈尊は成道後、なぜ、釈尊は世俗に帰らなかったのだろう。 王に戻り、転輪聖王にならなかったのだろう。 僧のままでいたのだろう。 きっと、世俗が求める善と、宗教が求める善は、また異なるものだ。 ではなぜ、寺院は、世俗が求める善を祈願するのだろう。 …

利他について

日本は大乗仏教の国なので、特に利他を説く。 自利とは利他のことなり、ともいう。 でもね、利他って何だろう。 宗教の利他の「他」は、世俗の人だけでなく、あらゆる生き物である衆生を示すはず。 仏の利他は、世俗の人にだけ目を向けているのではなく、あ…

道心いずこ

名前:Tauler 勤め人。不惑を超え、妻子あり、老父母あり。 思うことあり、実家の菩提寺とは異なる宗派で、昨年得度を受ける。 仕事から少しずつフェードアウトして、僧籍を視野に入れつつ、第二の人生を考慮中。 思春期から、視覚で「見える」ことはなくて…